ホンモノの白梅干しを手作りしてみる。

こんにちは。ルミルミです。

梅干しが身体に良いということはこちらダイエットに、疲労回復に、ガン予防に。昔の薬「梅干し」は効能とえらび方」 でもお伝えしましたが、ホンモノの梅干しって、スーパーではほとんど見かけなくなってしまいました。置いていても1つか2つくらいでしょうか。

おそらく、酸っぱい梅干しより甘いものがいい!と消費者が求めたのでしょうね。。。成分表示の添加物一覧をみると、なんだか悲しい気持ちになります。

もし、梅のシーズンに良い完熟梅が手に入るなら、ホンモノの梅干しは自分で作ってみてはいかがでしょうか!本日はその作り方をご紹介します。

白梅干し作りに必要な材料(梅1kgを仕込む場合)

・完熟梅 1kg

・天然塩 梅の重量の15%〜20%

・アルコール 大さじ2

・アルコール(消毒用) 適量

長期間梅干しをつけるので、容器や道具を清潔にすることが大切。そのため使用する道具は煮沸消毒をしたり、洗ってよく乾かした後に35度以上のアルコールで消毒しましょう。果実酒などに使用するホワイトリカーで構いません。

・容器

梅をつける際に使用します。目安は作りたい量の倍以上の量が入るもの。塩や酸に強いホーローや陶器、ガラスなどのものの方がお勧めです。

・押しぶた

容器に入り、梅干しの上に乗せられるくらいのお皿など、重石が乗りそうなものを使用してください。なくても大丈夫です。

・重石

梅の重量と同じから2倍程度のものを用意してください。重石は売られていますが、なければポリ袋に水や塩を入れたものでも代用可能です。ちなみに私は塩を重石替わりにしています。

・ざるや干し網

梅を干す際に使用します。平らで大きなものを。干し網でももちろん大丈夫です。

下ごしらえ

1、梅は傷がつかないようにさっと洗い、かぶるほどの水に3時間ほど浸してアクを抜く(柔らかいものはアク抜き不要)。ざるにあげて水気を切り、さっと拭く。

2、ヘタの黒い部分をつまようじなどで取り除く。梅に傷をつけないように、優しく行なう。

塩漬け

1、ボウルに梅を入れ、アルコールなどで梅全体にまぶす。

2、容器の底に少し塩をふり、梅に塩をまぶしながらなるべく空気が入らないよう、敷き詰めるようにして並べる。ボウルに残ったアルコールも全て回しかける。

3、蓋を押しぶたをのせる。梅の重量と同量〜の2倍程度の重石を乗せる。その上からほこりなどが入らないようにラップやビニール袋などをかぶせる。

4、風通しの良い冷暗所で保管する。3日ほど経つと容器から水(=白梅酢)が上がってくる。梅酢が上がるまではカビが生えやすいので、毎日様子を見ておく。

5、1週間程度すると、梅が梅酢に完全に浸った状態になる。そうなると重石の量を半分程度に減らし、引き続き梅雨明けまで冷暗所で保管する。

 

干す

1、梅雨が明け、晴天が3日ほど続きそうな日を選んで天日に干す。ざるや干し網をアルコールで消毒する。

2、ざるにあけ、重ならないように並べる。1日1度は梅を裏返して、太陽の光をまんべんなく当てるようにして乾かす。干し始めから1時間〜2時間後くらいにひっくり返すとざるに梅がくっつかない。

3、夕方になると室内にざるのまま室内に取り込み、新聞紙などをかぶせてほこりが入らないようにする。(ボウルに移し替えても可)

 

さらに熟成させる

干した梅干しを白梅酢にくぐらせてから保存容器に詰める。できるだけ風通しの良い冷暗所で熟成させ。3ヶ月ほど経過してからが食べごろ。

 


時間はかかりますが、思ったほど難しい作業ではないかと思います。梅干しは何年でも保存が可能で、熟成期間を重ねるほど風味も栄養も増しますので、この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

2人のこどもを育てながらネット求人企業ではたらくワーキングマザー。週末発酵教室。栄養医学指導師。今日からすぐに始められるからだに優しい食べ物の選び方や簡単レシピなどを紹介していきます。